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よもやま話

生きる上でまったく役に立たない話

第1話:Webサイトって?

 Webサイトとは、Webページを公開しているところ、つまり(狭義では)プロバイダの呼び名です。独自ドメイン(ここがそう)を取得してコンテンツを公開しているなら「サイト」と呼んでも差し支えありませんが、大手プロバイダのサービスを利用してWebページやBlogを公開している一部分の領域に関しては、サイトとは呼びません。

 では、なぜGoogle先生にお聞きしてもこういった話が出てこないのでしょうか。それは、「サイトとは」といった内容のコンテンツをアップしている方々が、インターネット黎明期にまだ小中学生の年齢であったからです。Windows95がリリースされた1995年よりも少し前、当時はパソコンを一式揃えようとすると50万前後のお金が必要でしたから、当然お父さんの物。子供たちが自分専用のパソコンを持てるようになったのは、5年から10年以上経って成人してから、つまり2000年代の前半なんです。従って、Webページがなんぞや?とかに踏み込んでいったのもそれ以降であり、既に黎明期の話なんかどうでもいいことになってしまったんですね。ホームページがトップページだけを指している言葉でなくなったのと同様に、Webサイトという言葉も変化していった、しかしそれを知らない人たちがコラムを書いている、という流れです。

 などと話してきましたが、現在のプロバイダはWebページ公開サービスだけでなく独自のいろんなサービスを提供しているので、プロバイダの在り方自体が「Webサイト」という名にそぐわなくなっているとも思います。時代と共に言葉は変わるもの。今の時代には「Webサイトは個人のWebページ群を意味する」と考える方が、しっくりくるのかもしれませんね。


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